高校受験において英検®を取得していると有利になる高校を紹介します。英検®を取得しておくことで、内申点や出願資格の面で優遇される可能性があります。
「英検®3級以上」が加点の目安
高校受験で英検®を活用したい人は、3級の取得を目指すことをおすすめします。
英検®3級は「中学卒業程度」の英語力です。高校入試の英語試験と難易度が近く、多くの高校受験生は入試対策と併せて、勉強に取り組んでいます。
多くの英検®採用校では、英検®3級以上を加点の基準としています。高校受験では中学校卒業程度の英語力があることが求められますので、英検®3級はその評価基準として最適なのです。
3級取得のための学習で英語の基礎を固めると同時に、高校入試対策にもつながります。
「準2級以上」なら、より強力なアピール材料に
英検®3級に余裕がある人は、準2級以上の取得にも挑戦してみましょう。英検®準2級は、「高校中級程度」の英語力を問う検定です。
英検®準2級以上は、上位の私立高校においても加点対象として高く評価する高校も多く、受験に有利になります。
難関私立高校の合格を目指す方に特におすすめで、中には出願条件として英検®準2級以上を課す学校もあり、取得しておくことで選べる高校の幅が広がります。
また、上位級の資格は入試だけでなく、入学後の英語クラス分けや学習支援の場面でもプラスに働く可能性があります。
英検®をいつ受験すべきか
入試出願で英検®を活用するには「証明書」の準備が必須です。
英検®は受験当日に結果が出るわけではないため、出願時期に合わせて計画的に受験する必要があります。
出願時期は高校によりますが、私立高校では12月から1月までに出願受付が始まることが一般的です。そのため、従来型の英検®であれば、第2回目の試験までには合格しておきたいところです。なお従来型英検®は年3回受験ができます。
定期テストや部活などを考慮すると、中学2年の冬から中学3年の夏が、英検®受験のラストチャンスといえます。
当塾の生徒様に多い、英検®受験スケジュール例です。
- 中学1年:学校の授業や定期テストと併せて進める。時間的に余裕があるので時期的に一番おすすめ。
- 中学2年(夏~冬):従来型の年度の3回目の試験までに「英検®3級」合格を目指す。
- 中学3年(夏):従来型の年度1回目までに「英検®準2級」合格を目指す。
中3の夏以降は塾でも模試や季節講習が長時間あり、中間・期末試験に向けて、勉強が大忙しになる時期です。また高校説明会に足を運ぶ機会が増え、ますます時間も取られます。
部活が終わってから勉強をやり始めればいいと考えがちですが、それでは他の受験生に大きく後れを取ってしまいますので、早め早めに英検®取得をしておくことをと強くおすすめします。
忙しい方には、受験機会が多く設定されている英検®S-CBTでの受験もおすすめです。英検®S-CBTについては、別の記事で詳しく解説しています。
英検®の加点制度|公立と私立の違い
英検®の加点制度は、公立高校と私立高校で異なります。
公立高校では「調査書点(内申点)」に加点されるケースが多い
公立高校の入試では、英検®の取得が調査書点に加点されることがあります。
ただし「内申点の加点」や「学力検査の得点保証」などは学校や地域によって異なります。優遇制度の有無や加点内容は都道府県ごとに大きく異なるため注意が必要です。
英検®を評価に生かせる都道府県は下記の都道府県が例としてあります。
- 埼玉県
- 千葉県
- 大阪府
- 奈良県
- 岡山県
例えば、大阪府では英検®に関する優遇措置が明確に設定されている都道府県です。
英語の試験があるすべての公立高校において、英検®2級は英語の得点の80%加点、準1級であれば満点として扱われます。(参考資料:令和7年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項)
※記事には最新情報を掲載するように努めていますが、出願時は志望校の募集要項等を必ずご確認ください。
私立高校は内申点の加点や筆記免除が受けられるケースも
私立高校では、英語教育に力を入れている学校や英語科のある学科で、英検®の取得が優遇されるケースが多く見られます。多くの場合、英検®3級〜準2級以上の取得が対象です。
例えば、東京都の私立聖学院高校では、下記のような内申点の加点があります。
| 級 | 推薦入試 | 一般入試(併願優遇措置) |
|---|---|---|
| 準2級・準2級プラス | +1 | +1 |
| 2級 | +2 | +2 |
| 準1級以上 | +3 | +3 |
参考:入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索|公益財団法人日本英語検定協会
このように優遇内容は学校によって変わりますが、主に下記のような例があります。
- 併願優遇措置として内申点へ加点
- 英語筆記試験の得点への加算
- 英語筆記の一部、または全部の免除
- 推薦入試における出願基準としての活用
- 入学金免除や奨学金への推薦
志望校がこのような制度を設けていれば、英検®の取得によってライバルより一歩リードできる可能性があります。
志望校の制度を調べるには、各高校の募集要項を必ずご確認ください。また下記の英検®公式ホームページの「英検活用校」も活用できます。
参考:入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索|公益財団法人日本英語検定協会
高校に限らず、入学試験は「事前準備」と「情報戦」です。情報を知らなかったために、苦労したり、有利に試験を受けられるチャンスを逃して、進路の幅を狭めてしまうことはよくあります。
しかも中学・高校入試は何度も試験を受けられる訳ではないので、とにかく試験を有利に運ぶ情報をいちはやく入手し、早めに対策・活用していくことが大切です。
英検®が出願資格になるケースもある
高校によっては、英検®の取得が出願の条件となっている場合があります。この場合、英検®の資格を持っているかどうかが、出願の可否を左右する重要な要素になります。
例として、神奈川県の聖ヨゼフ学園高等学校が実施する「一般入試(オープン・併願)AEコース」では、出願資格の一つにCEFR A2レベル以上(英検®準2級~2級相当)の英語資格を持つことが要求されています。
そもそも英検®なしではスタートラインに立てないケースもあるのです。
このように英検®は志望校の選択の幅を広げ、入試を有利に運ぶ大きなアドバンテージになります。チャンスを逃さないためにも、いち早く情報を集めて準備しておきましょう。
高校受験で英検®を取得することのメリットは?
英検®のメリットはこれだけではありません。英検®を取得しておくと、受験勉強の中でも他の受験生に差をつけやすくなります。
英語力アップ
英検®を目指すことで、実践的な英語力が自然と身につきます。レッスンの中で、語彙力・文法力・読解力・リスニング力を総合的に鍛えることができ、さらに時間内に正確に英文を読み解く速読力や情報処理能力も鍛えられます
学習習慣を身に付けられる
英検®の対策を通じて、計画的に効率よく学習する習慣が身に付きます。
英検®に限らず、試験対策には学習管理が重要です。正しく管理し、適切な問題を選定し、必要なことだけを集中的にやってこそ、自力で問題を解く力が養われます。
自分ひとりの感覚で、問題集をやみ雲に解いていくのは非効率的です。
試験には必ず出題パターンがあるので、試験を熟知したの指導者に管理してもらい、必要なことだけをインプットし、演習を繰り返すことで最短ルートで合格できます。
特に英検®では、語彙・文法・読解・リスニングといった4技能をバランスよく対策する必要があります。それぞれを効率よく習得するには適切な学習管理や問題選定は必須です。
この学習習慣は、高校受験だけでなく、その先の大学受験や資格取得にも活きる大きな力になります。
外部の試験会場で「試験慣れ」できる
英検®は、外部の試験会場で早く「試験慣れ」することができるメリットがあります。
どんな試験も最初はかなり緊張するものです。特に入学試験ともなれば、人生を左右する一大イベントです。緊張で実力が出し切れないことはよくあります。
英検®は、基本的に学校外の会場で実施されますので、高校入試や模試と同じく、慣れない環境で試験を受ける経験を積むことができます。
精神的な余裕は、当然に試験結果を大きく左右します。冷静に実力を発揮できれば、どんな試験にも臆することはありません。
慣れない環境で、落ち着いて実力を発揮する練習として、英検®は大いに役立ちます。
自己肯定感を得られる
英検®に合格すると、資格証明書が届き、達成感と成功体験を得られます。
人生の早い段階での成功体験は、その後の人生を大きく向上させると言っても過言ではありません。成功体験が次の挑戦を後押しし、逆境や困難を乗り越える力を与えてくれます。
英検®は「〇級合格」という証明書が手元に届きます。はじめて合格証明書を受け取った時、さらに上位の級を取得した時の喜びは何にも代えがたいものがあります。「結果」が目に見える形で残るので、手応えを実感しやすく、自信や自己肯定感に繋がりやすいのです。
実際に多くの生徒が英検®取得により「自信」持つことができ、英語学習だけでなく、他の教科にも積極的に取り組むようになることはよくあります。
また英検®は、5級からスタートして、1級まで段階的にレベルが上がっていくので、目標設定がしやすく、目標に向けて計画的に学習に取り組むという、基本的な姿勢も育まれます。
このように英検®は、人生をも後押ししてくれるメリットがあるのです。
進学後の学習に余裕が生まれる
英検®に小中学時代から取り組むことは、中学・高校入学後の学習をスムーズに進めるうえで大きな助けになります。
中学入学時点で、小学校の英語知識だけでは定期テストの問題に対処することが難しいこともあります。
また大学受験レベルの英語は非常に難解な問題も多く、語彙力もかなりのレベルが求められます。高校の授業も辞書や単語帳を片手に必死で英単語を調べていかないと勉強に追いつけません。
そこで小中学校の早い段階で英検®を取得していれば、進学後に必要な英語力を先取りできます。そのため、入学後の英語授業に余裕をもって臨むことができるでしょう。
また先取りしているほど、受験対策の苦労も軽減します。語彙力や読解力、リスニング力が鍛えられていれば、入試問題をそれほど難しく感じなくなることもあります。
つまり、入学後の英語学習に余裕を持たせるだけでなく、受験勉強にも役立つということです。
英検®を受験・人生に活かすために
英検®の取得は、勉強や受験において多くのメリットがあります。
ただし、自力でやみ雲に問題集に手を出すと、分からない問題につまづき逆に自信を喪失したり、学校生活とのバランスを崩すこともあります。
学校の勉強との両立問題
英検®の勉強を始めると、学校の勉強とのバランスが崩すことがあります。
中学や高校では、教科数も増え、学習内容も格段に難しくなります。そのため、学校の勉強と英検®の対策を同時に進めるには、学習時間の管理が必要です。
ここをテキトーにしてしまうと「二兎追うものは一兎も得ず」になりかねません。
英検®は年に3回実施されますが、特に受験生は、進路イベントや定期テストとも時期が重なりやすくなります。部活動の大会や外部の模試とかぶることもよくあります。
あらかじめ、英検®はいつまでに取得するか、部活や習い事との両立はできるか、どう勉強時間を確保するかを明確にしておくことが大切です。
オンライン学習で効率よく短期間で英検®取得
スピーディアは、オンライン英語速習塾です。
特に英検®対策に強みがあり、短期間で効率よく必要なことを学び、合格することを得意としています。
レッスンプランは回数制のタイプと、完全オーダーメイドで柔軟にスケジュールを組むタイプがあります。
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